電車の人身事故の損害、影響を計算したら予想以上だった

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電車の人身事故の頻度、なんとなく最近多くなっているような気がします。

東京都心や関東近郊に関していえば、上野東京ラインの開通で電車の路線は一層複雑怪奇に。なので、一つの人身事故による影響もまた凄まじいものがあります。横浜で起きた人身事故で、埼玉県や群馬県の電車に影響が出るという笑えない状況に。

サラリーマンは人身事故が起こらないよう祈りながら電車に乗るしかありません。遅刻できない大事なアポがある日なんかは、本当に戦々恐々です。

 

人身事故の原因はいろいろあるんですが、最も多いのが飛び込み自殺です。しかもなぜか朝晩のラッシュ時に限って飛び込む人が多いようで、結果何万人もの人の足に影響が出ます。一向に電車が動かない状況でみんなイライラ、気がつけばあちこちで怒声が上がり、駅員さんはてんてこ舞い。ああもう嫌だ。。

 

電車を止めてしまえば、振替輸送費や人件費など、巨額の損害賠償が待っています。当人が亡くなってしまえば、遺族に賠償責任が及びます。運良く(運悪く?)助かれば巨額の賠償責任がのしかかり、死んでしまえば遺族に迷惑がかかる…。自殺の方法としては考えられる限り最悪に思えるんだけど、なぜか飛び込み自殺はなくなりません。このへん、個人的にはどうにも不思議で仕方がない。

 

人身事故と、時間の影響

おカネの損害賠償についてはいろんなところで語られているので、この記事では別の形で人身事故の損害、影響を考えてみます。

 

2015年3月30日、

この日は朝と夜の通勤・帰宅ラッシュ時にいずれも京浜東北線で人身事故が発生するというなんとも悲惨な日でした。朝の人身事故は特に影響が大きく、湘南新宿ラインや高崎線なんかは一日中ダイヤが乱れっぱなし。影響を受けた人数は実に18万人にも及んだといいます。

 

規模の大きい人身事故になると、10分や20分では電車は復旧しません。レスキュー隊の救助があり、現場の復旧があり、警察の現場検証があり、1時間程度は電車はストップ。周囲の別の路線もノロノロ運転になるので、乗客は数十分単位で時間をロスすることになります。

 

仮に、人身事故の結果、18万人が30分ずつ時間を無駄にしてしまったと仮定すると、のべ540万分、9万時間もの時間が消えてしまう計算になります。日にちにして3,750日、年数にして実に10年超の時間です。

※ 電車の中で本とか読めるじゃん、とかそういう話はちょっと置いといて。

 

これは、小学校3年生程度の子供が、生まれてから過ごしてきたすべての時間に相当します。

こう考えると、人身事故の影響はとんでもないものです。ドン引きされそうだけど、「電車のダイヤは人の命より重要なのか」ってのもまったくの暴論ではないんですよね。(いや、ひどい話だなとは思うけど。)

人の命が軽いんじゃなくて、電車のダイヤが想像以上に重いって意味で。

 

 

 

 

だからマジで、世の中に絶望しても、電車に飛び込むのはやめてほしい。

 

「死ぬなよ」とか「生きてればいいことあるさ」なんて軽い言葉は吐かないけれど、とにかく電車だけはやめてくれ。

 

その行為は「みんなに迷惑がかかる」なんて生易しいもんじゃなくて、「のべ数年単位で国民の生産時間を吹き飛ばす」というとんでもない行為。晩節汚した上に残された人にも影響が及ぶ、最期としては最悪の行為なんです。

 

人身事故が1件でも減りますように・・・。日本がより良く、生きやすい国になりますように・・・。

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