オクラは茹でる?生で食べる? 味や栄養の差はあるの?

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納豆や自然薯のようにネバネバとしており、シャキシャキとした食感が楽しめる夏の定番食材「オクラ」は、夏バテで食欲が湧かないときやダイエット中の食材としてたいへん重宝されている夏野菜の1つです。

そんなオクラを皆さんは茹でて食べますか? それとも生のまま食べますか?

 

実はオクラは生でも美味しく召し上がることが出来る万能食材の1つだったのです。

 

生と茹でたオクラ 食感や味の違いはあるのか

 

茹でても生でも食べられるオクラですが、生と茹でのオクラではやや食感が違います。

オクラには細かい産毛が生えています。そのため、多くの方はオクラを茹でて召し上がることが多いです。オクラは茹でると舌触りが柔らかくなり、鮮やかな緑色になるため食欲も湧いてきます。

ですが、茹で過ぎるとフニャフニャしてしまいオクラ本来の食感が楽しめなくなってしまいます。味の違いは特にありませんが、食感の違いは大きいです。

 

栄養面で違いはあるのか

 

オクラにはカリウムや食物繊維が豊富に含まれています。

その中でも特に注目したいのが「ムチン」「ペクチン」と呼ばれる栄養素です。オクラのネバネバした粘度は、里芋などと同様の栄養成分であるムチンと水溶性の食物繊維であるペクチンなどによって発生しています。

 

ムチンとは、胃の粘膜を守る働きと共に消化を補助する役割があります。そのため、暑さによる夏負けを予防するのに最適な栄養素と言われています。

ペクチンには腸の消化吸収、蠕動運動などの機能を調節する働きがあり、さらに生活習慣病の要因であるコレステロールの吸収を抑える効果があります。

 

他にも利尿作用のあるカリウムや代謝を補助するビオチン、妊娠・授乳中の女性に不足しがちなカルシウムや葉酸なども含まれています。

 

しかし、ムチンやペクチンは熱に非常に弱いため、オクラを茹でて下処理を行うと含有されていたムチンやペクチンが減少してしまいます

そのため、オクラの持つ優れた栄養素をそのまま摂取したい場合は生のままか短時間の加熱処理を行うと良いでしょう。

 

オクラの下処理方法

 

では、生でオクラを食べる際の下処理方法と茹でてオクラを食べる際の下処理方法をご紹介します。

 

生でオクラを食べる場合の下処理方法

① オクラをしっかり水洗いし、茎の付いた部分をカットします。

② 茎の付いていた部分の下部にあるガクを取り除きます。

③ オクラに軽く塩をまぶし、まな板などで板ずりを行い、オクラの産毛を取り除きます。

 

オクラを茹でて食べる場合の下処理方法

① オクラの茎の付いている部分は茹でれば食べることができます。ですので、ガク部分の茶色く変色した出っ張り部分をザックリと切ってしまわないように丁寧に取り除きます。

② ガク部分の茶色い部分を取り除いたらオクラの表面に軽く塩をまぶし、軽くこすりましょう。こうすることで茹でた際、オクラが鮮やかな緑色へと変貌します。

③ 塩揉みしたオクラを事前に沸かしていたお湯の中へ投入します。

④ オクラは軽いのでお湯へ投入すると浮いてしまいます。しっかり茹でるためには落し蓋もしくは菜箸を用いて上下を返すようにひっくり返しながら均等に熱が加わるように茹でます。

⑤ オクラの茹で時間は1分45秒ほどがベストだと言われています。オクラの大きさによって、15秒増減させて様子をみましょう。

⑥ 茹で終わったオクラを冷水に取り、しっかり冷まします。その後、キッチンタオルなどで水気を切ったら完成です。

 

冷蔵庫で保存する場合、茹でた翌日までには食べきってしまうことをオススメします。

 

オクラに関する豆知識

 

オクラが日本へやってきたのは江戸時代末期の1853年以降のことです。

元々オクラはアフリカ大陸北東部に位置するエジプトやエチオピアで自生する植物だと言われています。そのオクラが海を渡り、18世紀頃にアメリカへ伝わりました。日本でオクラが食卓で食べられるようになったのは1970年頃であり、それまでは観賞用として親しまれていました。

 

今では「オクラ」という名称で親しまれていますが、実は「アメリカネリ」という和名がきちんとあります。オクラはアメリカから渡ってきた食材ですので和名に「アメリカ」と付けられています。「ネリ」というのはトロロアオイという意味があり、私たちが親しみを込めて読んでいるオクラは現地語からきています。

 

オクラの旬は夏で、5月頃から収穫作業が始まり、市場に出回るのは6月から9月です。

日本での主な生産地域は鹿児島県や高知県、沖縄県です。特に鹿児島県は日本のオクラ生産量のおよそ40%を占めています。

 

オクラには様々な種類があり、最もポピュラーなオクラから、鮮やかな赤色をした赤オクラ、沖縄県特産の丸オクラ、山口県を中心に生産されている白オクラ、可愛らしいサイズのミニオクラなどがあります。

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